家を新築する時には、壁のクロスや床材などにも悩みますが、巾木の色についても悩む方が多いと思います。壁は白系のものを選ぶ方が多いので、巾木も同じ白系で、と考える方が多いのではないでしょうか?
しかし、新築をした方に話を聞くと、巾木を白にして後悔している、という声も聞かれます。そこで、巾木の色で後悔しないために、巾木の色の選び方についてご紹介します。
白を選ぶことで、メリット・デメリットがあります。これから色を選ぶという方は、一度目を通しておくのがおすすめです。
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巾木を白にして後悔することはホコリが目立つこと
家を新築するときは巾木といった細かい部分まで決めていかなくてはなりません。
いざ巾木の色や材質を相談されたところで、どんな色を選んだら良いのかがわからないと思います。
クロスは白い場合が多いので、巾木も同じ白を選んで目立たなくしたいところではないでしょうか。ところが巾木はクロスと違って厚みがあり壁から出っ張っています。この僅かな上の部分にはほこりがたまりやすいのです。
クロスと同じ色にして目立たなくさせたつもりが、逆に汚れやすくて目立ってしまうののは残念ですよね。巾木の色は意外と重要な部分でもあります。
白の巾木を選んで後悔しがちなこと
クロスが白いと巾木も白を選ぶことで床と壁との境がはっきりとし、壁をより広く見せることができますよね。
白の巾木なら目立たず、部屋の中もすっきりとさせることができます。
ですが、白の巾木はあまりおすすめできません。住宅メーカーによっては白の巾木は選ばないように勧めているところもあるくらいです。
白の巾木はホコリや汚れが目立ちやすい
床も真っ白な場合は巾木を他の色にしてしまうと、巾木だけがやたらと目立ってしまいます。巾木が部屋のアクセントになりかねません。
床が木材の茶系なら、巾木は白ではなくて床の色に合わせて選んだほうが良いでしょう。
部屋に掃除機をかけたとき、掃除機のヘッドが巾木に当たることでクロスを破いたり傷をつける心配はありませんが、巾木に傷をつけてしまうことがあります。白い巾木は木材や樹脂を白くペイントされたものなので、傷がついた部分は塗装が剥がれて中の材質の色が見えてしまいます。傷が逆に目立ってしまうのです。
白の巾木は壁と一体感があり浮いてしまわないようにはできますが、ホコリや傷が目立ちやすいというデメリットがあります。
巾木の白で後悔しないために色選びのポイント
巾木はどんな色を選んだら良いのか、迷ってしまいますよね。
巾木の存在をあまり目立たせたくないのなら、クロスか床の色に合わせることがポイントです。
巾木の色は通常ならクロスか床に合わせて選びますが、巾木の色によって部屋の印象も代変わります。白いクロスに白木の床であれば巾木も白を選んだほうが良いでしょう。巾木だけ違う色を選ぶと、巾木だけが部屋の中で目立ってしまいます。
巾木は床の色に合わせて選ぶことをおすすめしますが、床がこげ茶のような濃い色の場合は巾木も濃い色にすると部屋の中が狭く見えてしまうこともあります。住宅メーカーの担当者にも相談して、場合によっては床に合わせた濃い色の巾木よりはクロスに合わせて白い巾木を選んだほうが良いこともあります。
巾木を目立たせたくないという方におすすめの方法
巾木をできる限り目立たなくさせたいのなら、木製や木製に似せた樹脂製の巾木ではなくアルミアングルを使う方法をおすすめします。
アルミアングルとはL字の形をした金属色の金具です。このアルミアングルを巾木の代わりに使うこともできるのです。
金属製なのでクロスやフローリングとは違い、目立ってしまいそうに感じますよね。ですがアルミアングルは厚みがなく、巾木のような存在感がありません。実際に巾木の代わりにアルミアングルを使ってみると、ほとんど巾木の素材を感じさせず、部屋がすっきり見えます。
ただし、アルミアングルは施工に手間がかかるため、取り付けるためには追加料金が発生してしまう場合が多いです。リビングや玄関など、どうしても巾木を目立たせたくない部屋だけアルミアングルにするなど、住宅メーカーと相談してみてくださいね。
巾木をなくした場合のデメリット
巾木の存在が気になるという人は、巾木をつけないという選択もできます。
巾木は家の構造にどうしても必要というものではありません。巾木をつけないことも可能ではあります。
巾木はクロスと床の境目にあり、クロスを守る働きもしています。掃除機やモップをかけたとき、先端がクロスにぶつかってしまうとクロスに傷をつけたり、又は剥がれてめくれてしまうこともあります。ワックスをかけた時にクロスにあたってしまうと、ワックスの油分がクロスに染み込んでシミになることもあります。巾木があるとクロスに傷をつけたり汚したりする心配はありません。