ワックスがけをしたフローリングの床が白くなる原因と対処法

フローリングの床をキレイに保つには、ワックスでのお手入れが必要です。中にはワックス不要というタイプもありますが、ほとんどの商品はワックスでのお手入れが推奨されています。
しかし、生活をしているうちにワックスがけをした床が白くなってしまった、というということも少なくありません。
そこで、フローリングのワックスが白くなる原因と対処法をご紹介します。
くっきりと白くなってしまった床は、濡れ雑巾でこすってもきれいにはなりません。一度ワックス剤を剥離してから対処しましょう。

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ワックスをした床が白くなる原因

大きな面積を占めるリビング。あなたのお家のリビングの床材は何ですか。ダントツに多いのが木の床、要するにフローリングではないでしょうか。フローリングは長持ちする上、掃除もしやすいという利点があります。しかし、我々は日本人ですから、欧米人の様な生活スタイルとは行きません。玄関で靴を脱いで、床に座ることも多いでしょう。素足になって過ごしているという人もいるでしょう。

フローリングも使っていれば、それなりに汚れてきます。

ワックスが剥げてきたりすることもあるでしょう。窓から入る紫外線により、劣化する場合も考えられます。退色してくることもあります。

くつろぎ空間である居間のフローリング床。できれば綺麗に保ちたいという人は多いはずです。そんなことから、ワックスがけを小まめに行っている家庭もあるかもしれません。
しかし、床の一部がなんだか白くなっていることに気づいたというあなた。ほんの数ヶ月前に、ワックスをかけたばかりなのに、一体、フローリングの床に何が起こったのでしょうか。

実は、ワックスは水分に弱いというデメリットがあります。

フローリングを水や汚れから守るワックスなのに、なぜ、水に弱いのかと考えてしまいそうですが、湿気や水分が長い時間ついたままになっていたり、アルコール分が多い液体が、ワックス自体についてしまうことで、ワックスが剥げたり、白くなることもあるのです。

その白くなった部分の下に、植物などを置いてはいませんでしたか。マットやラグなど敷きっぱなしにしてはいませんか。消毒用の液や除光液など、アルコール分のある物を落としたり、付着させてしまった覚えはありませんか。

ワックスの床の白くなる部分が薄い場合の対処法

フローリング床の白くなっている部分をよくみて見ましょう。

その白い色は、薄いですか、それとも濃いですか。

白くなっているのが薄い場合は、フローリングの奥まで白さが染み込んではいません。ワックス自体が薄くフローリングに塗られている場合も考えられます。

その場合は、部屋の床のワックスをすべて剥がしてから塗り直すだけOK。白くなっている部分はなくなるはずです。

やり方です。

  1. まずは、軽く床を拭きます。
  2. 次に、市販のワックス剥離剤を使って、ワックスを剥がしていきます。方法は簡単です。床を拭き掃除するような要領で、ワックスを取り除いて行きましょう。ワックス剥離剤は一気に使わず、少しずつ、何回かに分けて剥離していくと良いでしょう。
  3. 白くなった部分が取れたことを確認し、再びワックスを塗り直します。あとは、完全に乾かして完了です。

白くなる部分が濃い場合には一部分だけ塗り直す方法が簡単

では、白くなっている部分が濃い場合は、どうすれば良いのでしょうか。白い部分が濃いときは、大抵、白くなる原因の物質自体が、フローリング床にしっかりと染み込んでしまっているか、もしくは、ワックスが何層にも重ねるようにしっかりと塗られているかのどちらかだと考えて良いでしょう。

白い部分が薄い場合と違い、この場合は、ワックスを剥がすのはより難しい作業になります。

剥がすのは難しい場合は、諦めるという手段もあります。

しかし、どうしても、白い部分が目立って嫌だ、なんとか直したいというのであれば、その白くなった部分だけを、ワックス剥離剤を使って、剥離することもできます。ただし、剥離していない部分との差が見だつ場合もあるので、その事は頭の中に入れておきましょう。

やり方を見ていきましょう。

  1. 色が白くなった部分の周りを、マスキングテープで囲みます。ワックスを剥がす時に、それ以上剥がれない様に養生してください。
    できれば、木目や木の継ぎ目などを生かして、ワックスを剥がす場所を決めると、ワックスを再度塗った時に、目立ちにくくなるので、それを意識してマスキングテープを張りましょう。
  2. フローリングの剥がす場所が決まったら、刷毛やスポンジを使って、ワックス剥離剤を塗っていきます。塗って拭き取るということを、何度も繰り返しましょう。ワックスを少しずつ剥がして行きます。
  3. 白い部分が、全部剥がれて無くなったらOK。
  4. マスキングテープを一度剥がします。
  5. ワックスを剥がした部分と、その周りを、しっかり水拭きしましょう。
  6. マスキングテープを、再び同じ位置に貼ります。
  7. 今度はワックスを塗って行きます。マスキングテープの中のワックスを剥がした位置に、再びスポンジを使ってワックスを塗っていきましょう。薄く塗って、乾かすということを繰り返して行います。重ね塗りをして、周囲と同じ厚さ、もとワックスと同じ厚みに塗りましょう。光沢が同じ様になったか、厚みは一緒か、周囲に溶け込んでいるかをしっかりと確認してください
  8. 最後にマスキングテープを剥がし、しっかりと乾かして完了です。

フローリングのワックスを白くしてしまう身近な商品

先程、フローリング床を白くしたしまうのは、湿気や水分が長い時間ついたままになっていたり、アルコール分が多い液体がワックス自体についてしまうことが原因だとお伝えしました。アルコール分が多い液体って一体なんだろう、お酒や除光液や消毒液以外に何があるんだろうとお思いのあなた。

実は、アルコールを含む液体は、意外と身近に多く存在します。

例えば、洗剤や化粧品などもそうです。スプレータイプの化粧品や洗剤はなどは、飛び散りやすいので、気づかないうちに、床が白っぽくなっていることも多々あります。

また、除菌スプレーや除菌シートの中にも、アルコール分を多く含むものが存在します。フローリングを除菌しながら、同時にワックスを剥離してしまっていることも考えられます。

できれば、フローリング掃除などに使うものには、アルコールが含まれていないもの使用することをおすすめします。

フローリングの床を長持ちさせる掃除方法

フローリングは、木で出来ています。水や洗剤に決して強いわけではなく、できれば水拭き自体も避けたほうが良いと言われているのです。

フローリング床の綺麗を保ち続け長持ちさせるには、日々のお手入れが重要になります。

フローリング床は、先ほども述べたように水拭きはできるだけ避けるべきなので、できれば乾拭きがベストでしょう。

掃除方法としては、掃除機やほうきなどで、コリを取り除き、乾いているモップや雑巾で拭き取るというのが一番良い方法です。どうしても落ちない汚れがある場合には、水で濡らした雑巾をしっかりと絞ってから拭き取りましょう。

床が白くなってしまうと、その部分がどうしても目立ち、気になってしまうこともあるしょう。しかも、白くなった部分はかんたんに拭き掃除で取れるというわけでもありません。

ですから床が白くなってしまわない様に、常日頃から、こまめに床を掃除することが大切です。出来る限り、汚れや水がつかないようにすることを心がけましょう。

床に汚れがつきにくくする工夫も大切です。数年に一度と決めて、定期的にワックスを重ね塗りしてください。こうすることで汚れを防ぐことができるのです。

いつも掃除していたつもりでも、気づいた時には、床の一部が白くなっていたなら仕方ありません。
白くなった床は、ワックスを剥がして除去し、ワックスを塗り直すまで、白さは取れないのです。しかし、この作業、とても面倒であることは確かです。
床が白くならないように、日々の手入れをしっかりと行うということです。あなたがいつも接しているフローリングの床。ぜひ愛情をもって、取り扱い、掃除やお手入れをしましょう。もし、床にアルコールをこぼしてしまったなんてときは、慌てることなく冷静に拭き取る、床に申し訳ないというきもちで、出来る限りすばやく処置する、そんな気持ちがあれば、床が白くなるのをきっと防ぐことができるでしょう。